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2008年10月

最終回後だいぶたってからの考察②「心の物語」として読み解く「ルルーシュの反逆」

 

最終回からだいぶ立ちました。今回はギアスを少し違う視点で見直してみたいと思います。コードギアスはルルーシュの反逆の一部始終を描いた物語。ルルーシュの辿って来た心の軌跡、心の旅を、「ルルーシュの心の物語」と捉えて読み解いてみたいと思います。かなりブログ主の個人的、主観的な考察になっているかと思います、あとある意味全編振り返っているのでやたら長いですdespair。でも自分なりにまじめに考えてみたので読んで頂けると嬉しいですsun


 

1.皇宮で、王子として幸せに育ったルルーシュ。母と妹と、幸せに暮らしていました。10歳の時に母が殺され、守ってくれるべきである父には「お前は生まれた時から死んでおるのだ。その身にまとった服は誰が与えた、家も食事も、命すらも全てわしが与えたもの。つまり!お前は生きたことは一度もないのだ!~死んでおるお前に権利などない。」と全否定を受ける。母の死はもちろん、親に頼って生きるしかない子供が父に衣食住のことで否定されるのはキツイことであり、己のアイデンティティが深く傷つけられたことでしょう(シャルルにしてみればV.V.の刺客から身を守らせるため、気をつけさせるためあえてこのようなことを言ったのでしょうが)。ほんの子供、泣くべきところですがルルーシュは涙を流すこともなく(できず)、日本に送られ、枢木家の援助をはねのけ衣食住を自分でまかない、目と足が不自由な妹の世話も自分で。幸せだった子供時代は終わり、ルルーシュは人より早く大人?にならないといけませんでした。

 

ルルーシュかなりかわいそうですね。でもルルーシュに限らずこういうことってあると思うんです。幸せでまるで王子、王女のように何不自由なく何も考えずに生きていた子供時代がある日急に終わる、本当の王子王女でない私達にもおこります。それは親の死だったり、親の離婚であったり、突然の引っ越しだったり。子供にはどうすることもできないことで急に世界がガラリと変わってしまうことはあります。ずっと幸せなままで大人になれる境遇の人ばかりではありません。誰にでも挫折は起こります。逆に幸せなままで大人になれる人は少ないのではないでしょうか。


 

2.ギアスで反逆をはじめるルルーシュ。C.C.と出会い、王の力ギアスを手にしそれを「きっかけ」とし(谷口監督はギアスは単なるきっかけという風にいっていたようです。事実ルルーシュはギアスがなくても反逆するつもりだったとC.C.にいっていました。)、反逆を始めたルルーシュ。絶対遵守の力、ギアスという反則的な力を頼りに、ゼロという仮面をかぶり、父ブリタニア皇帝に、世界に反逆するため、組織を作り、進んで行きます。目的は「母の復讐」と妹に「優しい世界」を創るため、「世界を壊す」。

 

ルルーシュが反逆した理由。学園でも成績もあえて中の上狙い、目立たないように生きないといけない。素性がバレたら困るので将来大きな企業に入って自分の才能を発揮することもできない。このままだと暗殺に怯えただ日陰に隠れて生きる人生、自分には能力があるのにそれを発揮できる将来はない。反逆は母と妹のためと本人は認識していましたが実際は父親に対するコンプレックスも大きかったでしょうね。父に全否定された自分のプライドとアイデンティティを取り戻すためという意味合いが。父に「ほどこしを受けていた」、無力だった自分が、組織を作りその長として父のブリタニア、世界に反逆し、妹に優しい世界をつくる。大事なのは妹。他は目的を達成するための駒。「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」といいながら、実は本当に撃つ覚悟も本当に撃たれる覚悟も不十分。しかし多くの犠牲を出しながらも立ち止まらず、目的のために前に進んでいきます。

 

Dvd_01_704x396_divx6xxavi_001357064 1期1話の最後のシーンの悪い笑顔のルルーシュ。
「あの日から俺はずっと『嘘』をついていた。生きてるって『嘘』を。名前も『嘘』、経歴も『嘘』、『嘘』ばっかりだ。全く変わらない世界に飽き飽きして、でも『嘘』って絶望で諦めることもできなくて。だけど手に入れた。力を・・・だから!」
「嘘」に、「嘘をついている自分」にも苛立ちを感じているようです。最後の「だから!」の後は「世界を壊す」と続くと思われます。

 

「世界を壊す」とはどういうことでしょう?R2では「間違っているのは俺じゃない、世界の方だ」ともいっています。「間違っているのは俺じゃなくて世界の方だ、だから壊す」ということになります。この言葉は逆からみるとルルーシュ自身が自分以外の「世界」を認められないということですよね。妹ナナリーのことは誰よりも愛していて大事にしていますが、R2の6話でゼロとして対面するまでナナリーにも別個の人格があるという認識もなかったルルーシュ(監督談)。ナナリーはルルーシュの足りない自己愛を補う存在だったともいえるでしょう。自分がいないと生きていけない存在であり、常に強い自分だけをみせていられる存在。自己愛ともいえる愛を注ぐ対象であり自己顕示欲を満たせる存在。そういう意味でナナリーはルルーシュの一部であり、他者ではありませんでした(その後ナナリーのことは最終回で立派に自分の考えで生きている一個の個人として認めることができました)。自分の一部であるナナリーのため、世界を壊そうと思うほど世界の人々のことはどうでもいい、他人を認められない・・・(一度親しくなった人に対しては甘く、身内認定しがちなルルーシュですが、身内以外の他人の犠牲はいとわない)。自分(と身内)にだけ優しく、他者は敵、他人を犠牲に。しかしこれは、人として貧しく悲しい生き方です・・weep


 

3.親との対決R2の21話で両親と積年の対決を果たしたルルーシュ。予想外なことに、父の行動は自分を守るためであり、死んだと思っていた母は存在し、ある意味自分と妹を欺いていた。彼らは彼らなりの理由で優しい世界を作ろうとしていた。しかしやろうとしていることは非常識すぎること。ルルーシュは両親の行動は自分のためを思ってのことでもあったと知りましたが、ほだされませんでした。逆にナナリーや今まで出会ってきた人々の誇りを持って、両親を否定しました。

 

これはあっぱれでしたね。(心理学的?な話になりますが、ちょっと普通ではない、毒になる程異常な親によって心に傷を負わされた子供が自己の回復のため親と対決する方法が割と有名な「毒になる親」という本に載っています。21話での両親との対決はここに書かれている「毒親との対決」そのままのようでした。この辺の話にはひとことでは説明できないので興味のある方は「毒になる親」をお読みください。)ルルーシュはここをよく間違わなかったと思います。シャルル達にどんな事情があるにせよ、あまりにもおかしい親の仕打ちで傷つけられた子供は、それを主張する権利があります。「お前達は俺達を捨てたんだよ」と今までの自分とナナリーのつらく悲しかった思いを泣きながらぶつけることができ、両親に反逆できたのは良かったと思います。1期1話の最後のセリフからも以前は「嘘」を嫌悪していたと思えるルルーシュ、R2の15話でのシャルルとの対決ではおされていましたが、反逆の中での人との関わりで「嘘の中にも優しい世界はある」、「嘘から生まれるほんとうもある」など「嘘」に対する価値観が変化したようです。ナナリーの笑顔の意味、彼女が本当に欲しかったのは「自分にだけ優しい世界」ではなく「人に優しく出来る世界」だった。身を守るため、人に優しくするための「嘘」もある。その価値観の変化で「嘘」をついて生きねばならなかった自分自身のことも認め、受け入れられるようになった。ナナリー、自分自身、出会ってきた人たちの分の誇りを持ってして両親に反逆することができました。そして集合無意識は「明日が欲しい」というルルーシュの願いを聞き入れてくれ、自分だけでなく人々、他者も皆同じように「明日」を望んでいることを知った。


 

4.ゼロ・レクイエムで贖罪をはじめるルルーシュ。人々のために世界に明日をもたらしたルルーシュ。これは今まで人々を犠牲にしてきたことへの贖罪であり、「ルルーシュの世界の人々への想い」でもあります。

 

 

R2_25mp4_001072136 1期1話の悪い笑顔とは激変して澄みきった笑顔のルルーシュ
あの日から、俺はずっとさまよっていたのかもしれない。全く変わらない世界に飽き飽きして・・・。でも、『嘘』って絶望であきらめる事もできなくて・・・。ああ・・・名前も、経歴も、手に入れた力も、全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかもしれない。だから・・・!」
「俺は世界を壊し、世界を創る。」

人間幸せだったかどうかは最後の時にならないとわからないと脚本の大河内さんの言葉。最後にこんないい笑顔だったルルーシュは幸せだった。

 

「人は皆、なにがしかの仮面をつけて生きている。それを嘘と観るのか、知恵と観るのか、定義付けに意味はない。他者が一方的に押し付ける価値観に沿うよりも、自分が『自分の真実』を知ることから、すべては始まる。ルルーシュやスザク達、C.C.もそうだ。個たる真実を信じたとき、 その時こそが明日への第一歩を踏み出すきっかけたりうる。世界に歩み寄るのか、世界を創るのか。いずれにせよ、自らを認める力を持つ君にこそ、福音の鐘はなる。」(谷口監督の言葉)

 

素の自分のままでは自分の理想どおりには世界に受け入れられない、人生はあまりにも思い通りにならない、「世界は自分に優しくない(谷口監督が語った言葉)」。だから仮面をかぶり自分を認めてくれない世界を壊し、「自分だけに優しい世界」を創ろうとした。
両親を反面教師にルルーシュは自分がナナリーや人々にしていたことも自覚したのかも知れません。自分も同じようなことをしていた。「自分だけに優しい世界」をナナリーに押し付けようとしたり、ギアスで人々の自由意志や「明日」を奪ってきた。そのことに対する贖罪をしなければならないと。そしてR2の22話でルルーシュは神楽耶にこう言っています。
「世界を統べる資格とは---壊す覚悟だ。世界を、自分自身すら!」

両親と同じく「自分だけに優しい世界」を作ろうとしていたルルーシュが、「自分をも壊す覚悟」を持って人々のために世界を変えようと、「世界に優しくしたい」と想えるルルーシュに変わった。自分(&自分の身内)にだけ優しく、自分以外の世界を認められない、そんな孤独で悲しい生き方をしていたルルーシュが、自分を知り、自分を受け入れ、自分の間違いを認め、そのことで他人を認め他人を想えるように、「世界に優しくしたい」と思えるルルーシュに変わった!
「自分が変われば、世界が変わる」、こういう言葉があります。「反逆」という「自分にとっての『ほんとう』を探す道のり」の果てに、ルルーシュは自分の真実に辿り着き、「自分を壊す」=「自分が変わる」ことで「世界を創る」=「世界を変える」ことが出来た!(といってもルルーシュは自分を全否定したわけではありません。明日のためにあらがって生きる、これは一環しています。)


 

以前の記事でもこの疑問について書いてますが答えがはっきりと出ていないままでしたsadが・・
「全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかも知れない・・・。」
★ルルーシュにとっての「ほんとう」とは何だったんでしょうか?★


 

「ほんとう」の自分を知ること、自分を受け入れること、自分の間違いを認めること、自分にとって「ほんとう」に大事なことを知ること、自分の価値観を確立すること?そして・・

 

R2の15話、シャルルとの対決で仮面に指摘されていたこと。
「ほんとうの自分を分かって欲しいと思ってるくせに。そう望みながら自分をさらけ出せない。仮面をかぶる。ほんとうの自分を知られるのが怖いから。」。
反逆を決意した「あの夏の日」から嘘の名前、嘘の経歴やゼロという仮面、


嘘で身を守り生きてきたルルーシュの本質的な、「ほんとう」の願い、
それは---「ほんとうの自分を分かって欲しい」。



上の1期1話のセリフやルルーシュがその時の心情を語っている予告にも何度も「嘘」という言葉が出て来ます。ルルーシュが「嘘」にこだわっていたのはこの願望の裏返しだったのかも知れないですね。そしてそもそも反逆の潜在的な動機が自分のアイデンティティを取り戻すためであり、本質的な願いは「自分をわかってほしい、認めてほしい」だったのかもしれません。
だとすると、この願いは叶いました。「王の力は人を孤独にする、少しだけ違っていたな」とC.C.もいっていたように、「ほんとう」のルルーシュを、彼の本質をわかってくれた人は何人かいましたよねhappy01
「人はみな、何がしかの仮面をつけている」、監督の言葉どおり、私たちも仮面をつけて生きています。自分をわかってほしいというのは人が皆持っている本能的な願いです。そんな分かり合えない世界で、自分の本質をわかってくれる人はいなかった、そういう人生もあるでしょう。ギアスの世界ではあえて人と人のコミュニケーションが取れないように、想いがすれ違うように描いているとのことby谷口監督。「人は絶望的に分かり合えない」とシュナイゼルの台詞にもありました。そんな世界の中で、最終的にわかってくれる人が何人もいた人生を送ったルルーシュは、すごく幸せですshine

 

ルルーシュは皇子であり特別なように見えますが、彼のように視聴者である私達もいろいろありながら生きています。彼の渇望感、七転八倒ぶりがよく伝わってくるから物語に惹き付けられてしまうんですよね。人生は舞台。ルルーシュは死にましたが、それは舞台コードギアスとして必要な演出だったとみなしましょう。七転八倒・四苦八苦しながらも明日のために全力であらがい続けた、私達と同じように人生を模索して彷徨っていた一人の少年ルルーシュの物語、平たくいうと「自分を認めて欲しいという願いを持ちながら、理想の自分と現実とのギャップに悩み、自分自身ありのままの自分を受け入れられず、自分を理想通りに受け入れてくれない世界のことも受け入れらない、そんな悩める少年が人生に全力であらがい生きた結果、独自の価値観と自我を確立し、自分を受け入れ世界を受け入れることが出来た、自分が変わることによって世界を変えられた、理解してくれる人も得た」という青春物語、「ルルーシュの反逆」は「心の物語」として読み解くととてつもない程ハッピーエンドheart04、福音の鐘は鳴りましたbell!!

 

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感謝&お礼

 

こんな辺境の地ブログを読んでくださって、拍手までして頂いてありがとうございますhappy01!最初は自分の思いついたことを書き留めるためにこのブログを始めて、記事を2・3書いたらそれで終わりでいいやと思ってたんですが、意外にも見てくださってる方が結構いらっしゃるんだな~と励まされ、ここまで続けられています♪

 

ブログに書いているうちに自分の考え方や見方もどんどん変わってきて、実はあれはああいう意味だったのか!?と気づくこともほんとに多くて(結局全部自己満足の範疇ですがw)でもギアスの奥深さ、おもしろさをあらためて感じることができて嬉しいです。いつもありがとうございますshine


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最終回後だいぶたってからの考察①「R2」の「R」とは?

 

今回は二期のタイトル「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の「R2」について考察したいと思います。

「R2」にはどんな意味があるのでしょうか?R2放送開始頃に製作側が雑誌で「『R2』の『R』は『Rebellion』、『Revenge』、『Reconstruction』・・・このほかにも色んな意味があるんですけどね」、などといっていたそうです。「R」ではじまる単語の略のようですね。


 

「Rebellion」------------------------------------------------
1 〔政府・権威者などに対する〕反乱,暴動 〔against〕《★【類語】 rebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い; revolution は革命または思想・社会の変革で成功したものを表わす; revolt は権威あるものに対する公然たる反抗》.
2 〔権力・慣習などに対する〕反抗,造反 〔against〕.
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タイトルに「Lelouch of the Rebellion」とあるし、「反逆」といった意味ですね。この中で面白いのが「rebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い」という記述。確かにルルーシュの反逆は最初の目的通りになったかという点でみると不成功に終わっています。ネタバレだったんですねw

 

「Revenge」-------------------------------------------------
本来の意味は「復讐」あるいは「報復」であるが、そうした個人的な恨みや復讐心と言う意味合いではなく、1度敗れた相手や敗れた事による屈辱に対して、勝利する事で「借りを返す」という独特の意味合いで使用される。対戦相手だけではなくモノゴトに対しても使用される所が、日本語としての特徴であり、旧来からある日本語「雪辱」との違いである。
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「復讐」に関してはそのまんまですが、「1度敗れた相手や敗れた事による屈辱に対して、勝利する事で「借りを返す」は1期で果たせなかったことに対してリベンジ、敵わなかったシャルルに対してのリベンジ、世界を壊し世界を創るという事に対してリベンジ、などいろいろ含みを持っている言葉ですね。

 

「Reconstruction」-------------------------------------------
1 再建,復興,復元,改造 〔of〕.
2 再建[復元]されたもの 〔of〕.
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一度全てを失い絶望したルルーシュ。絶望の中から人として再建を果たしました。



 

~~~~~~~ここからブログ主の推測の「R2」~~~~~~~~~
 

「Redemption」-----------------------------------------------
1 買い戻し,質受け; 償還.
2a 身請け,救済.
b 【神学】 (キリストによる)(罪の)贖(あがな)い,救い.
3 (約束・義務などの)履行; 補償.
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ズバリ贖罪、あがない、救い。「The」をつけて「The Redemption」とすると「キリストの贖罪」という意味になるそうです。

 

「Revolution」-------------------------------------------------
1 [具体的には ] (政治上の)革命 《★【類語】 ⇒rebellion》.
2 〔思想・行動・方法などにおける〕大変革,激変,革命 〔in〕.
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「Rebellion」の意味のrebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い; revolution は革命または思想・社会の変革で成功したものを表わす」を読んでこれを推したくなりました。ゼロ・レクイエムでは「自分を壊し世界を創る」という大きな「革命」を成功させられたので



 

「R」には色んな言葉があてはまりますがあえて「R2」に2つ選ぶとすると、ブログ主は「Redemption」「Revolution」を推します。「コードギアス 反逆のルルーシュ Redemption & Revolution」=「ルルーシュがギアスで反逆し成し遂げた贖罪と革命!」これだ!happy02(自己満足)


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R2_25話最終回視聴後考察というより感想+追記「ゼロ・レクイエムの本質」

 

終わりましたね~。ずっと感慨&余韻に浸ってました。こんなにハマって次が待ち遠しくて仕方なかったアニメは初めてでした。最終回、綺麗な終わり方でしたね。ブログ主は一回ルルーシュは死んでコードで生き返っちゃった、となるのかなと思ってたので、このように綺麗な終わり方とは、いい意味で裏切られました。「神曲」そのまんまの最後なんて。いつでも予想を裏切ってくれるコードギアス、好きだhappy02!!

 

ルルーシュが死んだあと、やっぱりコードはC.C.が持っているのか、いやいやルルーシュがコードの力で生き返っているのでは?いや実はコードは永遠にゼロでいろといわれたスザクに移っているのでは?、などなどいろいろ好きなように考えられる終わり方でしたね。終わった後もいろいろ考えるために謎を残すとは、にくいです。

 

ブログ主もいろいろ考えましたが、個人的に「C.C.のコードも封印されてなくなっちゃった!」説を唱えておきます。SoundEpisodeの怪談話でスザクが封印!封印!とやけにいっていたし、21話のラグナレクの接続ではV.V.のコードがあっさりなくなってしまったようなので(皇帝がルルーシュの首をつかんだ時に移譲された説もありますが無視)、C.C.のコードが封印されてしまうことだって絶対なくはない!ということで、この不老不死の罰ゲームの被害者はいなくなった!と考えておきます。コードとギアスの設定はルール自体が全て明らかにはなっていないしぶっちゃけ製作側の意思によってどうとでもなるものだと思います。その製作側が後は好きに考えて!と投げてきてくれたのだからとことん好きに考えちゃっていいでしょう!不老不死って誰がなってもかわいそうなので・・・。死にたがりだったスザクは自分の生をまっとうする罰、明日が欲しかったルルーシュには死という罰、死にたがりだったC.C.は人間の心を取り戻して希望を持って人間として生きるという罰。これでいいじゃないですか。


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作中で描かれてきた空模様はルルーシュの心情をそのまま表しているようですが、最後の時は澄み渡った晴れやかな青空でした。「死ぬ時くらい笑って死ね」を体現したルルーシュ。ナナリーへのプレゼントとして用意したロロのオルゴールの曲、「僕は、鳥になる」の歌詞の心境でもあったのかもしれません(
鳥が 空を 飛びまわれるように 僕は自由に、今なれるんだ 急ぎ生きるけど、ごめんね)。
美しく、切ないEND。この綺麗なまとめ方のままでいいと思います。不老不死はなしなし!R2_25mp4_001110241

最後の瞬間に見たものは「世界の夜明けの光」

 

ちょこちょこ自分が気になった点を考察してきたこのブログですが、最終回視聴後は考察をする点が特になくて困りましたw終わってしまえば、あとは見る側が自由な捉え方をしてなんぼですしね。ひとついえることは、1期1話~R2の25話までの全てのシーン、冒頭ナレーション、ルルーシュがその時の心情を語っている30秒次回予告や、オープニング、エンディング曲、各キャラソンや挿入歌の歌詞、作中でてきたチェスの駒シーンなどなどをもう一度じっくり見直すと伏線のかけ方の緻密さと見事さに感嘆しまくることになるんだろうなということですね。全く、にくいです、スタッフが。

 

最後に考察といえるのか、自分の思ったことですが25話の30秒予告の
あの日から、俺はずっとさまよっていたのかもしれない。全く変わらない世界に飽き飽きして・・・。でも、『嘘』って絶望であきらめる事もできなくて・・・。ああ・・・名前も、経歴も、手に入れた力も、全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかもしれない。だから・・・!
が死ぬ前の言葉の「俺は世界を壊し世界を創る・・」につながっていたんですね。走馬灯で見たものはこれまでの『ほんとう』を見つけるために歩んできた道のりなんですね。


ルルーシュにとっての『ほんとう』とは何だったんでしょうか
最初は自分と妹のことばかりで他人を犠牲にしてきたルルーシュ。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。」といいつつ、本当の意味での撃たれる覚悟も大事なものをなくす覚悟もなかった。様々な人と絆を結んでいき、その中に彼にとっての『ほんとう』を見出だした。そのことが「世界を壊し妹に(だけ)優しい世界をつくる」と目論んでいたルルーシュを、大事な妹と決別しようとも、命を賭けて「世界の人々の『明日を願う想い』を叶えてあげたい」と他人のことを想える人間へと大きく変えたんでしょうかね(何にしてもルルーシュのやることは派手ですねw)。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、コード・ギアスという世界の中で立派に生ききりました!!素晴らしい物語を見せてくれた製作側にありがとう!といいたいです。

 

前回の記事でナナリーのことを書きましたが、訂正しないといけませんね。ナナリーは自分がしていることも、フレイヤ虐殺皇女とたてまつられることもわかっていたんですね。世界の憎しみをフレイヤに、自分に集めようとしていた。ルルーシュと同じような考えだったんですね。ルルーシュとの対決で「明日を迎えるためにも・・!」といっていました。1期の頃は「お兄様さえいればそれでいい」、今日さえよければそれでいいとそのままではいられない現実から目をそむけていた?ナナリーでしたが、いつの間にか「明日」を望むナナリーに変わっていたようです。最後に「差し伸べる手」によって兄の真意を知り、「愛しています」と伝えることができましたが悲劇的な別れとなってしまいました・・。しかし兄の遺志を継いで世界の明日のために強く生きていくことでしょう。

 

☆あと、理想と偶像という考察をしてましたが、倒されたのは「悪逆皇帝ルルーシュ」という偶像でした。今まで理想を掲げてきた者たちはそれぞれが掲げる「偶像」によって世界を支配しようとしてきました。それに対してルルーシュは「悪逆皇帝」という偶像で非道を演じることによって世界の人々個人の中にいる「明日のために抗う反逆者(反逆心)『ゼロ』」を目覚めさせ奮い立たせ、「偶像」を倒させ、世界に「明日」をもたらしました(R2_8話の「100万人のゼロ」が生きてきます)。これがゼロ・レクイエムの本質だったんでしょうか。


 

☆☆10/20追記☆☆その後見解が変わったので上記を追記訂正します☆☆
最終回を見直したら
スザク「Cの世界で僕達は知った。世界の人々が明日を望んでいることを。」
ルル「なあスザク、願いとはギアスに似ていないか?自分の力だけでは叶わないことを誰かに求める。俺は人々の、『願いという名のギアス』にかかる。世界の明日のために。撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。スザク、お前は英雄になるんだ。世界の敵、皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから世界を救った救世主、ゼロに。」といっていました。

俺は人々の、『願いという名のギアス』にかかる。世界の明日のために。
この言葉の意味は?


スザクは漢字で表記すると「朱雀」。赤い鳥です。赤い鳥といえばギアスをかけるシーンに瞳から飛んでくる赤い鳥。ルルーシュの「願いという名のギアス」にかかり、スザク自身が人々の「願いという名のギアス」=「悪を倒す正義の味方、ゼロ」になりました。そして人々が求める「明日」とは「未来・希望」です。


★まとめると世界の人々の『願いという名のギアス』が実体化したものである『正義の味方スザクゼロ』の手にかかり悪が倒された。願いは叶う。想いには世界を変える程の力がある。
悪逆皇帝を演じることによって悪逆皇帝時代の前からもずっと支配により押さえつけられ続けていて希望を失いかけていた世界の人々の眠っていた反逆心を目覚めさせ、願いは叶うという奇跡を起こしてみせ、「未来・希望」を望むことは無意味ではない、想いには世界を変える程の力がある、「明日」のためにあらがって生きることは素晴らしいことだと体感させた。
そのことによってその後の世界を希望をもって生きることのできる世界に変えた、想いの力で世界の目を覚まし世界に明日をむかえさせた。これがゼロ・レクイエム、「ゼロが起こした奇跡」
なんでしょうか(ややっこしいcoldsweats01)。
 

ゼロ・レクイエムは一見世界の憎しみを集めてそれを消しただけのことに見えますが、こうしてみると人々の願いを実現してみせ、人々に希望を持って生きることのすばらしさを思い出させ、願い・希望を持って生きられるように世界の人々を変えたという奇跡を起こすものでもあったんですね。深い!
☆☆☆☆☆☆☆☆追記訂正ここまで☆☆☆☆☆☆☆☆


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