『ハムレット』とコードギアス2 最終回後だいぶ経ってからの考察④

 

以前「ハムレット」がコードギアス一期のテーマになっているという記事を書きましたが、本質的にどのようにリンクしているのかははっきりと分かっていませんでした。今回はそれについて考察してみました。非常に短いですが・・。 

 

「神曲」とギアスの本質的な相似点は「贖罪」と「救い」あたりでしょうかね。
「ハムレット」とギアスの相似点・・以前はおぼろげに「復讐によって起こった悲劇」とかなのかなあ、でもなんかピンとこないなあと思っていました。

 

しかし今になって考えてみると「ハムレット」とギアスは「嘘(偽り)をもってして真実を知る物語」という点が同じなのかもしれないと思いました。「ハムレット」は主人公が「偽りの狂気」をもってして周囲の人間の真実に迫っていく物語。ギアスは「嘘・仮面」をもってしておのれの真実をみつけた物語でしたよねwink

(ほんとに短い・・coldsweats01。)

 

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R2のエンディングのCLAMP絵の意味は?~最終回後だいぶ経ってからの考察③

 

今回はR2のED(エンディング)のCLAMPさんによって描かれたイラストの意味を今さらですが考察してみたいと思います。12月には画集が発売されるそうで・・・。CLAMPさんの説明コメントによってあっさり「違ってたじゃん」という結論になる気がしないでもないし、蛇足な気もしますが・・とりあえず考察してみますcoldsweats01

 

R2前期のCLAMP画EDイラスト1
 

R2後期のCLAMP画EDイラストR2ed2_2
*この中から考察ができた絵にだけ言及しています。
 

115   ルルーシュの変化
前期の絵1では仮面(?)をつけギアス目、黒いマントを羽織って悪役風です。しかし黒いマントからは白い羽がちらりと見えています。それが後期の絵15では仮面なし、ギアス目が普通の目に、白い服で周囲には白い羽がいっぱい。鎖に巻かれています(CLAMP絵で鎖は戒め?の意味があるんでしたっけ?はっきり覚えてなくてスミマセンsad)。
仮面を捨てギアスを捨て、ほんとうのルルーシュになったということでしょうか。あと、一番には「鳥になった」と思われます。「僕は、鳥になる」的に考えて。鳥か天使か、とにかく白い翼を持つものに変化したんじゃないでしょうか(比喩的な意味で)。背景も暗い青から光あふれるようなものに変わっています。

 

210   ナナリーの変化
前期の絵2ではいくつもの緑のリボンに捕らわれているかのようなナナリー。ルルーシュの愛によって縛られている、そういうことかも知れません。それが後期の絵10ではピンクのリボンに繋がれた空の鳥かごを抱え、悲しそうな表情、傍らには飛び去った鳥が残したと思われる白い羽。
実はナナリー自身もピンクのリボンで鳥を鳥かごに閉じ込めていた、愛で「鳥=ルルーシュ」を縛っていた?しかし鳥かごから鳥は飛び去っていってしまったということでしょうか。桃色の空は夜明けの朝焼けの空かな。

 

89   C.C.の変化
前期の絵8ではボロボロになった黒い翼(服?)で鎖に捕らわれ卵の殻の上で膝をかかえています。それが後期の絵9では白い翼を生やしたC.C.に。そして何か懇願?するような風情のルルーシュがいます。
R2の15話でルルーシュは「死ぬだけの人生なんて悲しすぎる~最後くらい笑って死ね!必ず俺が笑わせてやる」と言っていました。最終回後に考えてみると、これは「最後の時に笑って死ねるくらい、最後に幸せだったと思える程、希望を持ってちゃんと生きられるようにしてみせる」ということだった気がします。R2の25話、最終回の最後でC.C.が持っていたピンクの折鶴。以前1期で何話だったかナナリーと折り紙をしていた時はC.C.は折鶴が折れなかった。ピンクはC.C.の好きな色のようです(23話の「またみてギアス」でランスロットをピンク色に塗り替えろと指示していたようなので)。以前自分の色を忘れてしまったと言っていたC.C.が、自分の好きなピンク色の折鶴を折れるようになった。折鶴はこの作品で「願い」を象徴するもの。ピンクの折鶴は「C.C.の願い」。卵の殻は変身や再生を意味しているのでしょうか。
生きることに絶望し、希望を持てない生き方で、死ぬことを望んでいたC.C.がルルーシュによって願い、希望を持って生きられるC.C.に生まれ変わったということかも知れません。

 

11   夜明け前の世界
黒の騎士団メンバー(元メンバーも含む)、背景は青、「夜明け前」といった雰囲気です。人々は不安気な面持ちです。ゼロ・レクイエム前、夜明け前の不安な世界を憂う表情でしょうか。下に流れる赤い血と白い羽はルルーシュのものでしょうかね。
天子様のピンクのリボンは星刻への愛?、カグヤの持つ赤いリボンは「矜持」とか・・・?

 

12   シャーリー
見たまんま、天使ですね。手を差し伸べているようにも見えます。
ピンクのリボンはルルーシュへの愛でしょうか。

 

14   明日をむかえた世界
青い空、鳥が飛んでいます。「ゼロ・レクイエム」によって世界が夜明けを向かえ、「明日」が来た後の世界の人々でしょうか。表情は柔らかく、希望を持って生きていける世の中という感じですかね。
よく見るとニーナは黒いリボンを持っています。ユーフェミア、それともルルーシュへの追悼の想い?

 

16   ゼロ・レクイエム
ギアスのような形の赤い布、スザクは黒い服(ゼロ服?)に剣、ルルーシュは白い服(皇帝服?)を纏い、手をとりあっています。剣でルルーシュを刺し赤い布のように赤い血が流れた「ゼロ・レクイエム」をそのまま表していますね。
鎖はルルーシュとスザクの罰を意味?暗い場所に光が差し込んでいるような描写はゼロ・レクイエムによってもたらされた世界に降り注ぐ朝の光を意味しているのでしょうか。

 

101316   ルルーシュの遺した理想
この3枚の絵をよく見るとナナリー、シュナイゼル、スザクの後ろには壊れかけた翼の銅像があり、まるでそれぞれに翼が生えているように見えます。翼は「鳥=ルルーシュ」の象徴。これは、ルルーシュの「優しい世界を創る」という理想を、ナナリー、シュナイゼル、スザクが引き継いだということだと思います。
以前壊れた偶像についての考察をしましたが、常に明日を求めたルルーシュの理想=偶像は、歴代の石の像のように理想を固定しておくためのものではなく、生きている人々によって受け継がれていく、変化していく生身のもの、という風にも考えられます。


 

後期ED絵はCLAMPさんいわく過ぎ去った時(だったっけかな?うろ覚えで・・スミマセン)などを表してるそうです(ギアスメルマガによるとシャーリーの絵については天使=昇天をイメージさせすぎてしまうので本来前期に配置予定だったものを後期にもってきたそうです。)。そういわれてみると後期ED絵にはルルーシュがいた時間、ルルーシュが残したものが描かれてるっぽいですね。 

 


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ギアス予告セリフまとめ

 

ルルーシュが心情を語っている「予告」でのセリフ、全話分を覚え書き的にまとめてみました。R2のは30秒予告の方です。こうしてみると結構な量語ってますね。ルルーシュの心の変化がわかります。  

 

1期1話(予告なし。代わりに最後のセリフ)
あの日から俺はずっと「嘘」をついていた。生きてるって「嘘」を。名前も「嘘」、経歴も「嘘」、「嘘」ばっかりだ。全く変わらない世界に飽き飽きして、でも「嘘」って絶望で諦めることもできなくて。だけど手に入れた。力を・・・!だから!
 

1期2話
無理だと思っていた。ただの学生が世の中をどうにかするなんて…。現実的じゃない。ちょっと考えればわかることさ。しかし、キッカケが手に入ったのなら…。たぶん、俺が取るべき選択は…。
 

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最終回後だいぶたってからの考察②「心の物語」として読み解く「ルルーシュの反逆」

 

最終回からだいぶ立ちました。今回はギアスを少し違う視点で見直してみたいと思います。コードギアスはルルーシュの反逆の一部始終を描いた物語。ルルーシュの辿って来た心の軌跡、心の旅を、「ルルーシュの心の物語」と捉えて読み解いてみたいと思います。かなりブログ主の個人的、主観的な考察になっているかと思います、あとある意味全編振り返っているのでやたら長いですdespair。でも自分なりにまじめに考えてみたので読んで頂けると嬉しいですsun


 

1.皇宮で、王子として幸せに育ったルルーシュ。母と妹と、幸せに暮らしていました。10歳の時に母が殺され、守ってくれるべきである父には「お前は生まれた時から死んでおるのだ。その身にまとった服は誰が与えた、家も食事も、命すらも全てわしが与えたもの。つまり!お前は生きたことは一度もないのだ!~死んでおるお前に権利などない。」と全否定を受ける。母の死はもちろん、親に頼って生きるしかない子供が父に衣食住のことで否定されるのはキツイことであり、己のアイデンティティが深く傷つけられたことでしょう(シャルルにしてみればV.V.の刺客から身を守らせるため、気をつけさせるためあえてこのようなことを言ったのでしょうが)。ほんの子供、泣くべきところですがルルーシュは涙を流すこともなく(できず)、日本に送られ、枢木家の援助をはねのけ衣食住を自分でまかない、目と足が不自由な妹の世話も自分で。幸せだった子供時代は終わり、ルルーシュは人より早く大人?にならないといけませんでした。

 

ルルーシュかなりかわいそうですね。でもルルーシュに限らずこういうことってあると思うんです。幸せでまるで王子、王女のように何不自由なく何も考えずに生きていた子供時代がある日急に終わる、本当の王子王女でない私達にもおこります。それは親の死だったり、親の離婚であったり、突然の引っ越しだったり。子供にはどうすることもできないことで急に世界がガラリと変わってしまうことはあります。ずっと幸せなままで大人になれる境遇の人ばかりではありません。誰にでも挫折は起こります。逆に幸せなままで大人になれる人は少ないのではないでしょうか。


 

2.ギアスで反逆をはじめるルルーシュ。C.C.と出会い、王の力ギアスを手にしそれを「きっかけ」とし(谷口監督はギアスは単なるきっかけという風にいっていたようです。事実ルルーシュはギアスがなくても反逆するつもりだったとC.C.にいっていました。)、反逆を始めたルルーシュ。絶対遵守の力、ギアスという反則的な力を頼りに、ゼロという仮面をかぶり、父ブリタニア皇帝に、世界に反逆するため、組織を作り、進んで行きます。目的は「母の復讐」と妹に「優しい世界」を創るため、「世界を壊す」。

 

ルルーシュが反逆した理由。学園でも成績もあえて中の上狙い、目立たないように生きないといけない。素性がバレたら困るので将来大きな企業に入って自分の才能を発揮することもできない。このままだと暗殺に怯えただ日陰に隠れて生きる人生、自分には能力があるのにそれを発揮できる将来はない。反逆は母と妹のためと本人は認識していましたが実際は父親に対するコンプレックスも大きかったでしょうね。父に全否定された自分のプライドとアイデンティティを取り戻すためという意味合いが。父に「ほどこしを受けていた」、無力だった自分が、組織を作りその長として父のブリタニア、世界に反逆し、妹に優しい世界をつくる。大事なのは妹。他は目的を達成するための駒。「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」といいながら、実は本当に撃つ覚悟も本当に撃たれる覚悟も不十分。しかし多くの犠牲を出しながらも立ち止まらず、目的のために前に進んでいきます。

 

Dvd_01_704x396_divx6xxavi_001357064 1期1話の最後のシーンの悪い笑顔のルルーシュ。
「あの日から俺はずっと『嘘』をついていた。生きてるって『嘘』を。名前も『嘘』、経歴も『嘘』、『嘘』ばっかりだ。全く変わらない世界に飽き飽きして、でも『嘘』って絶望で諦めることもできなくて。だけど手に入れた。力を・・・だから!」
「嘘」に、「嘘をついている自分」にも苛立ちを感じているようです。最後の「だから!」の後は「世界を壊す」と続くと思われます。

 

「世界を壊す」とはどういうことでしょう?R2では「間違っているのは俺じゃない、世界の方だ」ともいっています。「間違っているのは俺じゃなくて世界の方だ、だから壊す」ということになります。この言葉は逆からみるとルルーシュ自身が自分以外の「世界」を認められないということですよね。妹ナナリーのことは誰よりも愛していて大事にしていますが、R2の6話でゼロとして対面するまでナナリーにも別個の人格があるという認識もなかったルルーシュ(監督談)。ナナリーはルルーシュの足りない自己愛を補う存在だったともいえるでしょう。自分がいないと生きていけない存在であり、常に強い自分だけをみせていられる存在。自己愛ともいえる愛を注ぐ対象であり自己顕示欲を満たせる存在。そういう意味でナナリーはルルーシュの一部であり、他者ではありませんでした(その後ナナリーのことは最終回で立派に自分の考えで生きている一個の個人として認めることができました)。自分の一部であるナナリーのため、世界を壊そうと思うほど世界の人々のことはどうでもいい、他人を認められない・・・(一度親しくなった人に対しては甘く、身内認定しがちなルルーシュですが、身内以外の他人の犠牲はいとわない)。自分(と身内)にだけ優しく、他者は敵、他人を犠牲に。しかしこれは、人として貧しく悲しい生き方です・・weep


 

3.親との対決R2の21話で両親と積年の対決を果たしたルルーシュ。予想外なことに、父の行動は自分を守るためであり、死んだと思っていた母は存在し、ある意味自分と妹を欺いていた。彼らは彼らなりの理由で優しい世界を作ろうとしていた。しかしやろうとしていることは非常識すぎること。ルルーシュは両親の行動は自分のためを思ってのことでもあったと知りましたが、ほだされませんでした。逆にナナリーや今まで出会ってきた人々の誇りを持って、両親を否定しました。

 

これはあっぱれでしたね。(心理学的?な話になりますが、ちょっと普通ではない、毒になる程異常な親によって心に傷を負わされた子供が自己の回復のため親と対決する方法が割と有名な「毒になる親」という本に載っています。21話での両親との対決はここに書かれている「毒親との対決」そのままのようでした。この辺の話にはひとことでは説明できないので興味のある方は「毒になる親」をお読みください。)ルルーシュはここをよく間違わなかったと思います。シャルル達にどんな事情があるにせよ、あまりにもおかしい親の仕打ちで傷つけられた子供は、それを主張する権利があります。「お前達は俺達を捨てたんだよ」と今までの自分とナナリーのつらく悲しかった思いを泣きながらぶつけることができ、両親に反逆できたのは良かったと思います。1期1話の最後のセリフからも以前は「嘘」を嫌悪していたと思えるルルーシュ、R2の15話でのシャルルとの対決ではおされていましたが、反逆の中での人との関わりで「嘘の中にも優しい世界はある」、「嘘から生まれるほんとうもある」など「嘘」に対する価値観が変化したようです。ナナリーの笑顔の意味、彼女が本当に欲しかったのは「自分にだけ優しい世界」ではなく「人に優しく出来る世界」だった。身を守るため、人に優しくするための「嘘」もある。その価値観の変化で「嘘」をついて生きねばならなかった自分自身のことも認め、受け入れられるようになった。ナナリー、自分自身、出会ってきた人たちの分の誇りを持ってして両親に反逆することができました。そして集合無意識は「明日が欲しい」というルルーシュの願いを聞き入れてくれ、自分だけでなく人々、他者も皆同じように「明日」を望んでいることを知った。


 

4.ゼロ・レクイエムで贖罪をはじめるルルーシュ。人々のために世界に明日をもたらしたルルーシュ。これは今まで人々を犠牲にしてきたことへの贖罪であり、「ルルーシュの世界の人々への想い」でもあります。

 

 

R2_25mp4_001072136 1期1話の悪い笑顔とは激変して澄みきった笑顔のルルーシュ
あの日から、俺はずっとさまよっていたのかもしれない。全く変わらない世界に飽き飽きして・・・。でも、『嘘』って絶望であきらめる事もできなくて・・・。ああ・・・名前も、経歴も、手に入れた力も、全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかもしれない。だから・・・!」
「俺は世界を壊し、世界を創る。」

人間幸せだったかどうかは最後の時にならないとわからないと脚本の大河内さんの言葉。最後にこんないい笑顔だったルルーシュは幸せだった。

 

「人は皆、なにがしかの仮面をつけて生きている。それを嘘と観るのか、知恵と観るのか、定義付けに意味はない。他者が一方的に押し付ける価値観に沿うよりも、自分が『自分の真実』を知ることから、すべては始まる。ルルーシュやスザク達、C.C.もそうだ。個たる真実を信じたとき、 その時こそが明日への第一歩を踏み出すきっかけたりうる。世界に歩み寄るのか、世界を創るのか。いずれにせよ、自らを認める力を持つ君にこそ、福音の鐘はなる。」(谷口監督の言葉)

 

素の自分のままでは自分の理想どおりには世界に受け入れられない、人生はあまりにも思い通りにならない、「世界は自分に優しくない(谷口監督が語った言葉)」。だから仮面をかぶり自分を認めてくれない世界を壊し、「自分だけに優しい世界」を創ろうとした。
両親を反面教師にルルーシュは自分がナナリーや人々にしていたことも自覚したのかも知れません。自分も同じようなことをしていた。「自分だけに優しい世界」をナナリーに押し付けようとしたり、ギアスで人々の自由意志や「明日」を奪ってきた。そのことに対する贖罪をしなければならないと。そしてR2の22話でルルーシュは神楽耶にこう言っています。
「世界を統べる資格とは---壊す覚悟だ。世界を、自分自身すら!」

両親と同じく「自分だけに優しい世界」を作ろうとしていたルルーシュが、「自分をも壊す覚悟」を持って人々のために世界を変えようと、「世界に優しくしたい」と想えるルルーシュに変わった。自分(&自分の身内)にだけ優しく、自分以外の世界を認められない、そんな孤独で悲しい生き方をしていたルルーシュが、自分を知り、自分を受け入れ、自分の間違いを認め、そのことで他人を認め他人を想えるように、「世界に優しくしたい」と思えるルルーシュに変わった!
「自分が変われば、世界が変わる」、こういう言葉があります。「反逆」という「自分にとっての『ほんとう』を探す道のり」の果てに、ルルーシュは自分の真実に辿り着き、「自分を壊す」=「自分が変わる」ことで「世界を創る」=「世界を変える」ことが出来た!(といってもルルーシュは自分を全否定したわけではありません。明日のためにあらがって生きる、これは一環しています。)


 

以前の記事でもこの疑問について書いてますが答えがはっきりと出ていないままでしたsadが・・
「全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかも知れない・・・。」
★ルルーシュにとっての「ほんとう」とは何だったんでしょうか?★


 

「ほんとう」の自分を知ること、自分を受け入れること、自分の間違いを認めること、自分にとって「ほんとう」に大事なことを知ること、自分の価値観を確立すること?そして・・

 

R2の15話、シャルルとの対決で仮面に指摘されていたこと。
「ほんとうの自分を分かって欲しいと思ってるくせに。そう望みながら自分をさらけ出せない。仮面をかぶる。ほんとうの自分を知られるのが怖いから。」。
反逆を決意した「あの夏の日」から嘘の名前、嘘の経歴やゼロという仮面、


嘘で身を守り生きてきたルルーシュの本質的な、「ほんとう」の願い、
それは---「ほんとうの自分を分かって欲しい」。



上の1期1話のセリフやルルーシュがその時の心情を語っている予告にも何度も「嘘」という言葉が出て来ます。ルルーシュが「嘘」にこだわっていたのはこの願望の裏返しだったのかも知れないですね。そしてそもそも反逆の潜在的な動機が自分のアイデンティティを取り戻すためであり、本質的な願いは「自分をわかってほしい、認めてほしい」だったのかもしれません。
だとすると、この願いは叶いました。「王の力は人を孤独にする、少しだけ違っていたな」とC.C.もいっていたように、「ほんとう」のルルーシュを、彼の本質をわかってくれた人は何人かいましたよねhappy01
「人はみな、何がしかの仮面をつけている」、監督の言葉どおり、私たちも仮面をつけて生きています。自分をわかってほしいというのは人が皆持っている本能的な願いです。そんな分かり合えない世界で、自分の本質をわかってくれる人はいなかった、そういう人生もあるでしょう。ギアスの世界ではあえて人と人のコミュニケーションが取れないように、想いがすれ違うように描いているとのことby谷口監督。「人は絶望的に分かり合えない」とシュナイゼルの台詞にもありました。そんな世界の中で、最終的にわかってくれる人が何人もいた人生を送ったルルーシュは、すごく幸せですshine

 

ルルーシュは皇子であり特別なように見えますが、彼のように視聴者である私達もいろいろありながら生きています。彼の渇望感、七転八倒ぶりがよく伝わってくるから物語に惹き付けられてしまうんですよね。人生は舞台。ルルーシュは死にましたが、それは舞台コードギアスとして必要な演出だったとみなしましょう。七転八倒・四苦八苦しながらも明日のために全力であらがい続けた、私達と同じように人生を模索して彷徨っていた一人の少年ルルーシュの物語、平たくいうと「自分を認めて欲しいという願いを持ちながら、理想の自分と現実とのギャップに悩み、自分自身ありのままの自分を受け入れられず、自分を理想通りに受け入れてくれない世界のことも受け入れらない、そんな悩める少年が人生に全力であらがい生きた結果、独自の価値観と自我を確立し、自分を受け入れ世界を受け入れることが出来た、自分が変わることによって世界を変えられた、理解してくれる人も得た」という青春物語、「ルルーシュの反逆」は「心の物語」として読み解くととてつもない程ハッピーエンドheart04、福音の鐘は鳴りましたbell!!

 

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感謝&お礼

 

こんな辺境の地ブログを読んでくださって、拍手までして頂いてありがとうございますhappy01!最初は自分の思いついたことを書き留めるためにこのブログを始めて、記事を2・3書いたらそれで終わりでいいやと思ってたんですが、意外にも見てくださってる方が結構いらっしゃるんだな~と励まされ、ここまで続けられています♪

 

ブログに書いているうちに自分の考え方や見方もどんどん変わってきて、実はあれはああいう意味だったのか!?と気づくこともほんとに多くて(結局全部自己満足の範疇ですがw)でもギアスの奥深さ、おもしろさをあらためて感じることができて嬉しいです。いつもありがとうございますshine


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最終回後だいぶたってからの考察①「R2」の「R」とは?

 

今回は二期のタイトル「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の「R2」について考察したいと思います。

「R2」にはどんな意味があるのでしょうか?R2放送開始頃に製作側が雑誌で「『R2』の『R』は『Rebellion』、『Revenge』、『Reconstruction』・・・このほかにも色んな意味があるんですけどね」、などといっていたそうです。「R」ではじまる単語の略のようですね。


 

「Rebellion」------------------------------------------------
1 〔政府・権威者などに対する〕反乱,暴動 〔against〕《★【類語】 rebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い; revolution は革命または思想・社会の変革で成功したものを表わす; revolt は権威あるものに対する公然たる反抗》.
2 〔権力・慣習などに対する〕反抗,造反 〔against〕.
------------------------------------------------------------
タイトルに「Lelouch of the Rebellion」とあるし、「反逆」といった意味ですね。この中で面白いのが「rebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い」という記述。確かにルルーシュの反逆は最初の目的通りになったかという点でみると不成功に終わっています。ネタバレだったんですねw

 

「Revenge」-------------------------------------------------
本来の意味は「復讐」あるいは「報復」であるが、そうした個人的な恨みや復讐心と言う意味合いではなく、1度敗れた相手や敗れた事による屈辱に対して、勝利する事で「借りを返す」という独特の意味合いで使用される。対戦相手だけではなくモノゴトに対しても使用される所が、日本語としての特徴であり、旧来からある日本語「雪辱」との違いである。
------------------------------------------------------------
「復讐」に関してはそのまんまですが、「1度敗れた相手や敗れた事による屈辱に対して、勝利する事で「借りを返す」は1期で果たせなかったことに対してリベンジ、敵わなかったシャルルに対してのリベンジ、世界を壊し世界を創るという事に対してリベンジ、などいろいろ含みを持っている言葉ですね。

 

「Reconstruction」-------------------------------------------
1 再建,復興,復元,改造 〔of〕.
2 再建[復元]されたもの 〔of〕.
-------------------------------------------------------------
一度全てを失い絶望したルルーシュ。絶望の中から人として再建を果たしました。



 

~~~~~~~ここからブログ主の推測の「R2」~~~~~~~~~
 

「Redemption」-----------------------------------------------
1 買い戻し,質受け; 償還.
2a 身請け,救済.
b 【神学】 (キリストによる)(罪の)贖(あがな)い,救い.
3 (約束・義務などの)履行; 補償.
--------------------------------------------------------------
ズバリ贖罪、あがない、救い。「The」をつけて「The Redemption」とすると「キリストの贖罪」という意味になるそうです。

 

「Revolution」-------------------------------------------------
1 [具体的には ] (政治上の)革命 《★【類語】 ⇒rebellion》.
2 〔思想・行動・方法などにおける〕大変革,激変,革命 〔in〕.
--------------------------------------------------------------
「Rebellion」の意味のrebellion は不成功に終わった謀反をさす場合が多い; revolution は革命または思想・社会の変革で成功したものを表わす」を読んでこれを推したくなりました。ゼロ・レクイエムでは「自分を壊し世界を創る」という大きな「革命」を成功させられたので



 

「R」には色んな言葉があてはまりますがあえて「R2」に2つ選ぶとすると、ブログ主は「Redemption」「Revolution」を推します。「コードギアス 反逆のルルーシュ Redemption & Revolution」=「ルルーシュがギアスで反逆し成し遂げた贖罪と革命!」これだ!happy02(自己満足)


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R2_25話最終回視聴後考察というより感想+追記「ゼロ・レクイエムの本質」

 

終わりましたね~。ずっと感慨&余韻に浸ってました。こんなにハマって次が待ち遠しくて仕方なかったアニメは初めてでした。最終回、綺麗な終わり方でしたね。ブログ主は一回ルルーシュは死んでコードで生き返っちゃった、となるのかなと思ってたので、このように綺麗な終わり方とは、いい意味で裏切られました。「神曲」そのまんまの最後なんて。いつでも予想を裏切ってくれるコードギアス、好きだhappy02!!

 

ルルーシュが死んだあと、やっぱりコードはC.C.が持っているのか、いやいやルルーシュがコードの力で生き返っているのでは?いや実はコードは永遠にゼロでいろといわれたスザクに移っているのでは?、などなどいろいろ好きなように考えられる終わり方でしたね。終わった後もいろいろ考えるために謎を残すとは、にくいです。

 

ブログ主もいろいろ考えましたが、個人的に「C.C.のコードも封印されてなくなっちゃった!」説を唱えておきます。SoundEpisodeの怪談話でスザクが封印!封印!とやけにいっていたし、21話のラグナレクの接続ではV.V.のコードがあっさりなくなってしまったようなので(皇帝がルルーシュの首をつかんだ時に移譲された説もありますが無視)、C.C.のコードが封印されてしまうことだって絶対なくはない!ということで、この不老不死の罰ゲームの被害者はいなくなった!と考えておきます。コードとギアスの設定はルール自体が全て明らかにはなっていないしぶっちゃけ製作側の意思によってどうとでもなるものだと思います。その製作側が後は好きに考えて!と投げてきてくれたのだからとことん好きに考えちゃっていいでしょう!不老不死って誰がなってもかわいそうなので・・・。死にたがりだったスザクは自分の生をまっとうする罰、明日が欲しかったルルーシュには死という罰、死にたがりだったC.C.は人間の心を取り戻して希望を持って人間として生きるという罰。これでいいじゃないですか。


 R2_25mp4_001053155
作中で描かれてきた空模様はルルーシュの心情をそのまま表しているようですが、最後の時は澄み渡った晴れやかな青空でした。「死ぬ時くらい笑って死ね」を体現したルルーシュ。ナナリーへのプレゼントとして用意したロロのオルゴールの曲、「僕は、鳥になる」の歌詞の心境でもあったのかもしれません(
鳥が 空を 飛びまわれるように 僕は自由に、今なれるんだ 急ぎ生きるけど、ごめんね)。
美しく、切ないEND。この綺麗なまとめ方のままでいいと思います。不老不死はなしなし!R2_25mp4_001110241

最後の瞬間に見たものは「世界の夜明けの光」

 

ちょこちょこ自分が気になった点を考察してきたこのブログですが、最終回視聴後は考察をする点が特になくて困りましたw終わってしまえば、あとは見る側が自由な捉え方をしてなんぼですしね。ひとついえることは、1期1話~R2の25話までの全てのシーン、冒頭ナレーション、ルルーシュがその時の心情を語っている30秒次回予告や、オープニング、エンディング曲、各キャラソンや挿入歌の歌詞、作中でてきたチェスの駒シーンなどなどをもう一度じっくり見直すと伏線のかけ方の緻密さと見事さに感嘆しまくることになるんだろうなということですね。全く、にくいです、スタッフが。

 

最後に考察といえるのか、自分の思ったことですが25話の30秒予告の
あの日から、俺はずっとさまよっていたのかもしれない。全く変わらない世界に飽き飽きして・・・。でも、『嘘』って絶望であきらめる事もできなくて・・・。ああ・・・名前も、経歴も、手に入れた力も、全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかもしれない。だから・・・!
が死ぬ前の言葉の「俺は世界を壊し世界を創る・・」につながっていたんですね。走馬灯で見たものはこれまでの『ほんとう』を見つけるために歩んできた道のりなんですね。


ルルーシュにとっての『ほんとう』とは何だったんでしょうか
最初は自分と妹のことばかりで他人を犠牲にしてきたルルーシュ。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。」といいつつ、本当の意味での撃たれる覚悟も大事なものをなくす覚悟もなかった。様々な人と絆を結んでいき、その中に彼にとっての『ほんとう』を見出だした。そのことが「世界を壊し妹に(だけ)優しい世界をつくる」と目論んでいたルルーシュを、大事な妹と決別しようとも、命を賭けて「世界の人々の『明日を願う想い』を叶えてあげたい」と他人のことを想える人間へと大きく変えたんでしょうかね(何にしてもルルーシュのやることは派手ですねw)。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、コード・ギアスという世界の中で立派に生ききりました!!素晴らしい物語を見せてくれた製作側にありがとう!といいたいです。

 

前回の記事でナナリーのことを書きましたが、訂正しないといけませんね。ナナリーは自分がしていることも、フレイヤ虐殺皇女とたてまつられることもわかっていたんですね。世界の憎しみをフレイヤに、自分に集めようとしていた。ルルーシュと同じような考えだったんですね。ルルーシュとの対決で「明日を迎えるためにも・・!」といっていました。1期の頃は「お兄様さえいればそれでいい」、今日さえよければそれでいいとそのままではいられない現実から目をそむけていた?ナナリーでしたが、いつの間にか「明日」を望むナナリーに変わっていたようです。最後に「差し伸べる手」によって兄の真意を知り、「愛しています」と伝えることができましたが悲劇的な別れとなってしまいました・・。しかし兄の遺志を継いで世界の明日のために強く生きていくことでしょう。

 

☆あと、理想と偶像という考察をしてましたが、倒されたのは「悪逆皇帝ルルーシュ」という偶像でした。今まで理想を掲げてきた者たちはそれぞれが掲げる「偶像」によって世界を支配しようとしてきました。それに対してルルーシュは「悪逆皇帝」という偶像で非道を演じることによって世界の人々個人の中にいる「明日のために抗う反逆者(反逆心)『ゼロ』」を目覚めさせ奮い立たせ、「偶像」を倒させ、世界に「明日」をもたらしました(R2_8話の「100万人のゼロ」が生きてきます)。これがゼロ・レクイエムの本質だったんでしょうか。


 

☆☆10/20追記☆☆その後見解が変わったので上記を追記訂正します☆☆
最終回を見直したら
スザク「Cの世界で僕達は知った。世界の人々が明日を望んでいることを。」
ルル「なあスザク、願いとはギアスに似ていないか?自分の力だけでは叶わないことを誰かに求める。俺は人々の、『願いという名のギアス』にかかる。世界の明日のために。撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。スザク、お前は英雄になるんだ。世界の敵、皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから世界を救った救世主、ゼロに。」といっていました。

俺は人々の、『願いという名のギアス』にかかる。世界の明日のために。
この言葉の意味は?


スザクは漢字で表記すると「朱雀」。赤い鳥です。赤い鳥といえばギアスをかけるシーンに瞳から飛んでくる赤い鳥。ルルーシュの「願いという名のギアス」にかかり、スザク自身が人々の「願いという名のギアス」=「悪を倒す正義の味方、ゼロ」になりました。そして人々が求める「明日」とは「未来・希望」です。


★まとめると世界の人々の『願いという名のギアス』が実体化したものである『正義の味方スザクゼロ』の手にかかり悪が倒された。願いは叶う。想いには世界を変える程の力がある。
悪逆皇帝を演じることによって悪逆皇帝時代の前からもずっと支配により押さえつけられ続けていて希望を失いかけていた世界の人々の眠っていた反逆心を目覚めさせ、願いは叶うという奇跡を起こしてみせ、「未来・希望」を望むことは無意味ではない、想いには世界を変える程の力がある、「明日」のためにあらがって生きることは素晴らしいことだと体感させた。
そのことによってその後の世界を希望をもって生きることのできる世界に変えた、想いの力で世界の目を覚まし世界に明日をむかえさせた。これがゼロ・レクイエム、「ゼロが起こした奇跡」
なんでしょうか(ややっこしいcoldsweats01)。
 

ゼロ・レクイエムは一見世界の憎しみを集めてそれを消しただけのことに見えますが、こうしてみると人々の願いを実現してみせ、人々に希望を持って生きることのすばらしさを思い出させ、願い・希望を持って生きられるように世界の人々を変えたという奇跡を起こすものでもあったんですね。深い!
☆☆☆☆☆☆☆☆追記訂正ここまで☆☆☆☆☆☆☆☆


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R2_24話視聴後考察 その②ギアスと「神曲」・ベアトリーチェ

 

今回はR2のモチーフテーマであるといわれているダンテの「神曲」を題材に考察したいと思います。

 

R2前期・後期のOP両方に「神曲」に出てくる「地獄の門」のレリーフが出てきます。R2の1話でルルーシュが読んでいる本が「神曲」。C.C.と再開し記憶を取り戻す場面にある壁のレリーフも「地獄の門」です。ついでにいうと1期17話で絵のモデルをしているルルーシュのポーズはロダン作のブロンズ像「考える人」のポーズです。「考える人」は「地獄の門」の一部分、中央の上部にいる人です。

 

R2_後期OPのR2_13704396_wmv9avi_000174340地獄の門

詳しくはwikiの「神曲」の項を読んで頂くとわかりやすいと思います。

 

wikiより神曲の簡単なあらすじ抜粋
「西暦1300年の聖金曜日(復活祭前の金曜日)、暗い森の中に迷い込んだダンテは、そこで出会った古代ローマの詩人ウェルギリウスに導かれ、地獄、煉獄、天国と彼岸の国を遍歴して回る。ウェルギリウスは地獄の九圏を通ってダンテを案内し、地球の中心部、魔王ルチフェロ(サタン)の幽閉されている領域まで至る。そこから、地球の対蹠点に抜けて煉獄山にたどりつく。煉獄山では登るにしたがって罪を清められていき、煉獄の山頂でダンテはウェルギリウスと別れることになる。そしてダンテはそこで再会した永遠の淑女ベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、見神の域に達する。」

 

今更ですがR2と「神曲」のシンクロといえば、ルルーシュが次々に大事なモノを失っていき、全てを失い、21話「ラグナレクの接続」の時には「地獄の門」の銘文である「Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate' (この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ)という文が画面に出ました。この一節は「深い絶望をあらわす表現としても用いられる」とのことです。そして21話後ルルーシュは贖罪を始めていくというわかりやすいシンクロ具合です。

 

「神曲」には主な登場人物が3人います。まず「ダンテ」。主人公です。これはルルーシュですね。そして「ウェルギリウス」。ダンテを今までと違った世界、地獄、煉獄へ案内し、天上界付近までいざなう詩人。これはC.C.でしょうね。そしてブログ主が注目している「ベアトリーチェ」

 

ベアトリーチェ(wikiから抜粋)
~「神曲」では実在した人物の名前が多々登場する。ウェルギリウスに地獄界の教導を請い、煉獄山の頂上でダンテを迎えるベアトリーチェは、ダンテが幼少のころ出会い、心惹かれた少女の名である。しかし、のちにベアトリーチェは24歳で夭逝してしまう。ダンテはそれを知ってひどく嘆き悲しみ、彼女のことをうたった詩文「新生」をまとめた。ベアトリーチェは愛を象徴する存在として神聖化され、神学の象徴ともあると考えられている。~

 

ベアトリーチェは誰?

 

ナナリー
幼い頃から「ルルーシュの生きる理由」であり、愛する対象であるナナリー。「死んだベアトリーチェと天国編で再会」=「死んだと思われていたナナリーと天上のダモクレスで再会」、ピタリと合致します。ナナリー=ベアトリーチェといっていいでしょうね。

 

ただし、天国編でダンテは「ベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、見神の域に達する」とありますが、今の時点まででナナリーはダンテを導いていると言えるのかは疑問です。兄の凶行(ゼロレクイエムの真意も明らかになっていないし、凶行に見えても仕方ありません)を自分が止めなくてはいけないと、シュナイゼルのいうがままフレイヤを撃ち「シュナイゼルの世界=今日さえ良ければいい世界」の偶像である「虐殺フレイヤ皇女」とされてしまいました・・。R2_23mp4_000381089
R2_23話でシュナイゼルが理想を語ったところででてきたフレイヤ女神像


 

今のナナリーは、昔のルルーシュに似ているように思えます。ゼロという仮面をかぶり、妹ナナリーのためだけに世界を壊し「優しい世界」を作ろうとしたルルーシュ。目的はルルーシュにとって正当なものでしたが、ぶっちゃけ「ナナリー以外はどうなってもいい」というものでした。ナナリーが今とっている行動も、ルルーシュを止めるためなら他の人をフレイヤで殺してもいい、「ルルーシュ以外はどうでもいい」ようにも思えます。似た物同士の兄と妹といったところでしょうか。ですが今のルルーシュは昔と変わっているようです。「ゼロレクイエム(まだその真意は明らかになっていませんが、恐らく過去の罪を贖罪し、人類のためになる計画だと思われる)」の実現に向け、人類のために行動しているようです。なので、過去のルルーシュと同じような行動をしているナナリーは「導く存在」とは違う気がします

 

ルルーシュを導いてきたものは明日への希望

 

-------神へかけたギアス-------
ルル「それでも俺は明日が欲しい!時の歩みをとめないでくれ!」
 

-------シュナイゼルとの対決-------
ルル「皇帝シャルルは昨日を求め、あなたは今日、
    だが俺は明日が欲しい。」
シュナ「明日は今日より、悪くなるかも知れない。」
ルル「いいや、良くなる。
    例えどれだけ時間がかかろうと、
    人は幸せを求め続けるから
。」

 

「母の死への復讐と妹のための行動=過去への拘りと妹に優しい世界の構築」が今までのルルーシュでしたが、今は「人類のために行動する=明日(未来)を求めること」がルルーシュの生き方になっています。24話のシュナイゼルとの対決シーンではルルーシュの回想にこれまで関わった「明日のためにあらがうたくさんの人々」が出てきました。それらの人々の想いがルルーシュを変えたといっていいでしょう。

 

「明日」といえば1期14話でのシャーリーの言葉。
朝は来ますよ。そりゃあ、忘れることなんてできっこないし、悲しいことっていっぱいあるけど、でも、朝は来るじゃないですか。
この言葉はルルーシュの生き方そのものでした。

そしてR2_11話の
想いの力(想いには、世界を変える程の力がある、そうなんだな!?)
という重要な言葉。

R2_13話の
許せないことなんてない、許したくないだけ
という言葉は、敵対していたスザクとルルーシュが話し合いをする基礎になり、その話し合いによってゼロ・レクイエムという贖罪をすることが決まりました。


ルルの『ほんとう』になってあげたい
は25話の30秒予告でルルーシュがいっていた
「あの日から、俺はずっとさまよっていたのかもしれない。全く変わらない世界に飽き飽きして・・・。でも、『嘘』って絶望であきらめる事もできなくて・・・。ああ・・・名前も、経歴も、手に入れた力も、全部、俺にとっての『ほんとう』を見つける道だったのかもしれない。だから・・・!」
の「ほんとう」という言葉とシンクロしていて、彼女の残した言葉はことごとく重要なキーワードになっています。

 

それぞれが求めたものシャルル=昨日=過去、シュナイゼル=今日=現在、ルルーシュ=明日=未来そしてそれぞれの象徴が過去=マリアンヌ、今日=ナナリーとすると、明日を象徴する存在を挙げるとするとそれはシャーリーかも知れません。

 

というわけで、ブログ主は今のところ表ベアトリーチェ=ナナリー、裏ベアトリーチェ=シャーリーを推します。最終回になるとまたいろいろ判明すると思うのでどうなるやらわかりませんが・・。

 

 (☆25話視聴後追記☆25話をみるとわかりましたがナナリーは自分の意思をもってフレイヤ皇女になっていたんですね。その辺のことはこちらの記事の最後の方に追記しました。)


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お礼&感謝!

自己満足で勝手な考察ばかりのこんな辺境ブログですが、
ご覧になってくださってる方がいらっしゃるようで、
非常に感謝しております(*´д`)。
拍手までして頂いて・・(´;ω;`)戸励みになります!
いつもありがとうございます。

もうすぐギアスも最終回ですね・・。
ギアスを知ってからはや4ケ月・・ギアスのことばっかり
考えちゃってるので最終回を迎えると思うと感慨深いです。
素敵な最終回になるといいですね! 


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R2_24話視聴後考察 その①シュナイゼルが執着していたことは?

 

24話でとうとうシュナイゼルという人物の本質が明らかにされましたね。以前の考察では、とりあえず卑劣な手段で人と人を争わせていそうと考察しましたが、でもいったい何を目的としてこういう悪どいことをしているのか、シュナイゼルという人の本質や目的がさっぱりわかりませんでした。24話でルルーシュが暴いたその本質とは何なのか・・・?

 

23話最後のこの言葉の意味は・・?R2_23mp4_001302487
「ルルーシュ、もし僕を倒そうと考えているなら、君はそこまでだよ。仮面を使い分けられない人間に、勝利はない!」


 

そして24話の予告30秒版
「俺とスザク。 二人が手を組めばできないことはない。そのはずだった。
しかし・・・。 シュナイゼルの怖さ。その真実は、執着のなさにある。
ギアスを知り、フレイヤを手に入れた男が結果を求めるために、
どんな戦略を立てるか。
フレイヤが支配する戦場に、もはや戦術は通用しないのか?
最期の賭けは・・・そのカードは・・・シュナイゼル自身の心の中に。」

  

予告の時点で、ルルーシュはシュナイゼルには執着がないといっています。あまり執着をもたないシュナイゼルが、結果を出すために何をするのか・・・?ルルーシュはここから考え勝負に勝つ一手を見つけ出したようです。

 

24話、シュナイゼルとルルーシュの勝負!R2_24mp4_000954536
ルル 「俺が読んだのはあなたの本質だ。あなたには勝つ気がない。
    朱禁城での対局、黒の騎士団のクーデター、    
    あなたは常に負けないところで勝負をしている。」
ルル 「あなたには今度こそ負けてもらう。」
シュナ「つまり、私を殺す」

  

R2_24mp4_001152025
シュナ「もういい、私を殺したまえ。ただし、君もフレイヤで消える。
    私達の命で、世界に平和を・・。

ルル 「だからこそあなたに私は、『ゼロに仕えよ』という言葉をプレゼントしよう。」
シュナ「君は、最初から私を殺すのではなく・・・!」
シュナイゼルはギアスをかけられてしまった。
ルル 「シュナイゼル、自分が殺されるという思い込みが
    あなたを敗北へといざなったのだ
。」


  

シュナイゼルはルルーシュに殺されるかも知れないと予想していたようです。そして、自分が殺された場合はフレイヤが爆発してルルーシュごと殺して世界に平和をもたらすという筋書きだったようです。(心臓にセンサーでも付けていた?1期最後のルルーシュとスザクとの対決でルルーシュが使った手ですね。但しこの時のルルーシュのサクラダイト爆弾はハッタリだったとスタッフ談でありましたがw)
  

シュナイゼルは自分の命にさえ執着がなかった。
しかし、実際にルルーシュに殺されていたら、どうなっていたのでしょうか?
ルルーシュは消え、シュナイゼルも消える。
「ルルーシュ、もし僕を倒そうと考えているなら、君はそこまでだよ。
仮面を使い分けられない人間に、勝利はない!」
の真意がわかりましたね。
ルルーシュが「勝ちにくる」=「シュナイゼルを倒すため殺す」なら
ルルーシュはシュナイゼルともども死んでしまい、勝つことができない、
と予想していたんですね。どちらの望んだやり方での平和も実現されず、
結果的に「引き分け」です。ですが、「引き分け」ならばシュナイゼルの「負け」にはなりません。

  

シュナイゼルが執着していたたった一つのこと、それは「負けないこと」。自分が「勝つ」ということには執着はない、「引き分け」でも構わない、ただし「負け」は嫌。
「負けない」ことに対する執着、これはがゲームをする上では非常に強みだったのかもしれません。無理に勝ちにいこうとすると、失敗して負けてしまう危険も大きくなるものなので。自分は盤上に乗らず、人と人を駒として戦わせてきてプレイヤーに徹していたこと、何か別の意図や目的があってのこの卑怯なやり方なのかと思っていましたが、目的自体が「負けないこと」であれば、勝つのは別に自分でなくてもいい。だから人と人を争わせてきた。これで納得がいきました!(余談ですが以前の考察でルルーシュにコンプレックスを抱いてそうと考察してましたがそんなことは全然なかったようです・・(´д`;)。)

  

すごいなと思ったのは脚本(いつもながら複雑な伏線の張り方・・すごすぎです)とルルーシュが今回そこまで読めていたこと!人の気持ちを思んばかるのがどうしようもなく不得意と思っていましたが、成長したんでしょうかねwそれとも勝負上のことではルルーシュはやはり元々素晴らしい読み手、ということなんでしょうかね。 

 
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R2_22話視聴後考察 「二組の男達の理想(偶像?)と現実」

 

今回は「二組の男達が抱いた理想(偶像)と現実」について考察したいと思います。ギアスでは色んなモノが暗喩・対比として使われています。「壊れた偶像」「理想と現実」の暗喩、二組の男達の対比を表しているのではと思い注目してみました。

 

まずはギアス1期5話のこのシーン6zou
スザクとルルーシュがそれぞれ別の場所で自分の理想について熱く語っているシーンです。それぞれバラバラにですが、「ブリタニアを内から(スザク)、外から(ルルーシュ)変え、そして世界を変えて戦争のない世界にして見せる」と理想に燃えています。この二人は理想は同じでしたが方法が違っていたので当時から敵同士でした。スザクの傍には「壊れた偶像」が転がっています。

 

次はR2の14話のこのシーン
14zou 20年前の皇帝シャルルと双子の弟V.V.が理想を確認しあっているシーンです。このふたりは「神を殺し、嘘のない戦争のない世界を作る」と誓い合っています。理想も神殺しという方法も一致していたふたりでしたが・・・。ふたりの足元にはこれまた「壊れた偶像」が転がっています・・。

 

二組の男達、やり方も方法もバラバラですがそれぞれ戦争のない世界を作ることに燃えていたんですね・・・。

 

そしてR2の22話のこのシーン。
22zou
ブリタニア皇帝シャルルは、かつて理想を誓いあった弟V.V.を自ら殺し、自身は愛息ルルーシュに殺されてしまいました・・・。横たわる「壊れた偶像」がかなわなかった理想の空しさと共に次の時代の幕開けを表現しているように思えます。

 

ルルーシュとスザクも理想を追い求めていましたが逆に守るべきものをことごとく失い夢破れ、それぞれ理想は実現できませんでした。そして今回ルルーシュは目的は同じだったのに方法が異なるため敵であったスザクとついに手を組みました。今度は(恐らく新たなる)理想も方法も同じ同胞として理想を現実のものとしようと物語を進めて行きます。今までに出てきた転がる「壊れた偶像」達が象徴するように、皇帝に限らず、かつて多くの人々の理想が儚く倒されていったことでしょう。ルルーシュとスザク、このふたりは理想を現実のものとできるのでしょうか?
 

(ルルーシュの目的は自分が世界の敵になって倒されることだとあちこちで予測されていますね。ブログ主もそんな気がしています。そうだった場合、今回は偶像に注目してみたのでルルーシュは理想通りに悪となって倒された暁にはルルーシュの「壊れた偶像」とが転がったりするのかが気になりますwそれとも「ゼロ レクイエム」という名の計画なので倒される像とは「ゼロという偶像」でしょうか?ならばこの台詞はピッタリですね。「私はゼロ。世界を壊し、世界を創造する男だ!」

 

 
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R2_21話視聴後考察 チェスの駒とキャラクター(主にシュナイゼル)


(★ネタバレ注意★ブログ主は雑誌のネタバレを見た上で考察していますので、21話より先の展開について知りたくない方はこの記事に関してはご覧にならないように注意してください!!)








 

 
今回はギアスにたびたび登場するチェスの駒にキャラクターを当てはめた考察をしたいと思います。

  • 黒のキング---ルルーシュ
  • 黒のクイーン---C.C.(版権絵より)
  • 白のクイーン---シャーリー(ギアスNETより)
  • 黒のナイト---カレン(黒のキングを守ることより)
  • 白のナイト---スザク(1期2話タイトル「覚醒の白き騎士」より)
  • 黒のルーク---ロロ(版権絵より)
  • 白のルーク---15話で記憶をなくした以降のC.C.(R2_14話のチェス盤より)
  • 白のキング---黒のキングの最強最悪の敵=1期ユーフェミア、R2ナナリー
  • 駒を動かし観察者を気取るプレイヤー---シュナイゼル

(ちなみにクイーンは一番強いキングの次に強い重要な駒、ルークという駒は後半になって活躍する、ある条件の元で王と変わることができるそうです。ナイトは騎士という言葉どおりでキングを守りそうですね。)

 

今回はこの中で「駒=ゲームの登場人物」となって自らゲームに参加することなく、一歩ひいたところから駒を動かして一人だけプレイヤー的な立場になっていると見られているシュナイゼルに注目しましょう。

 

R2_21mp4_001335321白のキング(ナナリー?)を手に不敵に微笑むシュナイゼル
今後の展開では最終回に向けてルルーシュの敵として非常に重要になってきそうですが、


 

シュナイゼルはギアスというゲームの中で何をしてきたのか?


 

----------------------以下ブログ主の推測------------------------ 

V.V.にマリアンヌ殺害をそそのかした
R2の21話でマリアンヌ殺害後のV.V.が電話をしていた相手がシュナイゼルだとすれば。シュナイゼルはV.V.に「神話では男を惑わせるのは女と決まっている」とでもいってV.V.をそそのかしたんだと思います。

 

皇帝シャルルとV.V.を仲たがいさせ殺し合わせた
皇帝は愛するマリアンヌを殺されればそりゃ弟V.V.のことが憎くもなるでしょう。マリアンヌをV.V.に殺害させることによって皇帝シャルルとV.V.を仲たがいさせ最終的に殺しあうように仕向けた。

 

ナナリーが死んだとみせかけ絶望したルルーシュを皇帝暗殺に向かわせた
そのままですwナナリーが死んだとしたらルルーシュは絶望して皇帝に復讐にいくであろうことを読んでいて、あえてナナリーがフレイアで死亡したと見せかけたのでしょう。

 

ナナリーがルルーシュに敵対するようにそそのかした
(雑誌のネタバレでシュナイゼルが実は生存していたナナリーを操ってルルーシュに敵対させると載っていました。)これもそのままですwルルーシュはナナリーにはとことん弱いですからねー。それを知った上でナナリーVSルルーシュとさせた。シュナイゼル悪いやつですねー。


 

--邪魔な人間同士をそそのかし敵対し合わせ、殺し合わせた
自分は手を汚さず、チェスのプレイヤーの立場で駒をそそのかし思い通りに動かし敵対させそ、の結果排除する。人の心の動きを読めるからこそ出来る、怖いやり方です。
しかしシュナイゼルは一体何を望んでいるんでしょうか・・?最終的にルルーシュを消すことができそうな駒の動かし方です。ルルーシュを消して、世界を掌握したいんでしょうか・・?世界征服が本当の目的なんだろうか?真の目的があるのではないだろうか?それはまだよくわかりません・・。とりあえず愛情に飢えていそう、皇帝を始めとして皆に愛されたルルーシュに多大なコンプレックスを抱いていそうなことくらいしか予測がつきません。

 

 
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R2_19話視聴後考察「偽りの兄弟」について

 
今日は19話で亡くなったロロとルルーシュの関係について考察します。

14話冒頭のシャーリー死亡後の二人の会話おさらい
・・・シャーリーを殺した理由を嘘でとりつくろうロロと、本来ならブチ切れていて当然なのによくやったと嘘をいうルルーシュ・・・
ロロ「危なかったね、兄さん。シャーリーの記憶が戻ってたんだ!
    拳銃を手に兄さんを追いかけていたから」
ルル「そうか。お前がシャーリーを」
ロロ「うん。そうだよ、兄さんの敵は僕が排除しなきゃ」
ルル「よくやってくれた。 お前がいなかったら俺の秘密が皆にばれる所だった」
ロロ「だって、もう兄さんだけの秘密じゃないもの」
ルル「そうだな、じゃあ  ギアス嚮団をぶっ壊しに行くか!」
ロロ「え?」
ルル「黒の騎士団で奇襲をかけ、ギアスの源を殲滅する」
ロロ「・・・ダメだよ兄さん。嚮団にはまだギアスの使い手が」
ルル「逃げているだけでは明日は来ない。それに俺達が幸せになるため」
ロロ「・・僕たちが?」
ルル「そうだ!V.V.はお前も疑っている」
ロロ「・・・」
ルル「怖いか?V.V.が」
ロロ「だって、僕を拾ってくれた人だもの。でも兄さん。信じていいの?」
ルル「当たり前だろ?たった二人の兄弟じゃないか。」

ロロの言った「シャーリーがルルーシュの敵」というのは真っ赤な嘘。嫉妬&ナナリーを取り戻してあげたいというロロの居場所をなくすような行動をとろうとするシャーリーが邪魔になったので殺したのが本当のところでしょう。
また、ルルーシュのいう「よくやった」や「(俺のことを信じていいのは)当たり前だろ」というのも真っ赤な嘘・・シャーリーを殺されてVVにロロをぶつけて爆死させようと内心ハラワタ煮えくり返っているのに・・。
お互いに大きな嘘をついているという意味で、本当に「偽りの兄弟」ですね・・。

 
 

そして19話ではとうとうルルーシュの本音が・・・
ロロ「兄さんには僕がついているから!」
ルル「どうしてお前が(ロケットを)持っているんだ?!」
ロロ「え?」
ルル「これはナナリーにあげるつもりだったんだよ!ナナリーに。
        お前なんかがナナリーの代わりになるものか! この偽者め!!
       俺はお前が嫌いなんだよ。大嫌いなんだよ!何度も殺そうとして、
       ただ殺しねただけだ。」

ロロ「兄・・・さん」
ルル「出て行け!二度と俺の前に姿を見せるな!」

だがルルーシュの窮地を救いにきたのはロロだった・・!
ルル「もういいんだロロ。俺はもう!」
ロロ(僕はずっと、誰かの道具だった・・。僕は嚮団の道具で、その次は兄さんの・・。
   確かに僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない。
   でも、記憶が戻る前のあの時間、学園で過ごしたあの時間だけは
   本物だった!あの思い出のおかげで、ようやく僕は人間になれた!
   だから、もう。僕は・・・!)
ルル「やめてくれ!もうギアスを使うな!死にたいのか」
ロロ(道具じゃない!これは、僕の、意思なんだから!!)


ロロ虫の息、兄弟の最後の会話・・・
ルル「ロロ、どうして俺を助けた?俺はお前を・・・」
ロロ「兄さんは嘘吐きだから」
ルル「え?」
ロロ「嘘、だよね。僕を殺そうとしたなんて・・・。僕が嫌い、なんて・・・。」
ルル「・・・そうか、すっかり見抜かれてるな。さすがは俺の弟だ。」
ロロ「そう、だよ。僕は兄さんのことなら、なんでも 分かる、か……」
ルル「ああ、そうだよ!お前の兄は嘘吐きなんだ」

最後の会話、いろいろな解釈ができますね。19話のルルーシュの怒りで14話冒頭のルルーシュの言葉が嘘だとわかったロロ。そんなロロ自身も最後まで嘘を突き通します。時間を止めている間の独白で、本当はルルーシュに利用されていたことに気がついていたことが明らかに。しかし、「自分は兄に好かれていると信じ込んでいる弟」という嘘を最後まで演じました。それを受けて、お前が嫌いだったなんて嘘だよ、と優しい嘘をついてあげるルルーシュ・・。自己中な嘘で相手をあざむき合っていた偽りの兄弟の最後の時間にあったものは優しい嘘だった・・・。

嘘によって作られ、嘘によって保たれていた関係。しかし嘘の中から生まれた真実もあった。最後の時、少なくともロロはそう思っていたかった。だから利用されていることや本当は嫌われていたことを信じていないという嘘をつき、ルルーシュにも「弟思いの兄」という嘘をつくことを欲し、ルルーシュもそれに応えた・・。嘘の中にこそ存在し得た真実を守るために、最後も嘘で終える・・。ルルーシュも嘘の中にも真実が存在していたことを後で実感する・・・。この物語において「嘘」というのは重要なキーワードになっているようです。谷口監督は二元論では語れないことを表現したいそうですが、偽りの弟との関係はルルーシュの「嘘」についての価値観に影響をおよぼす出来事になり得るのでしょうか。切ない&見終わった後にいろいろ考える余地を与える、うまい脚本ですね。

 
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シャーリー死のシーンと絵画『オフィーリア』

コードギアス1期で父を殺され、ギアスに翻弄されR2の13話ではなんと殺され死亡してしまった悲劇の少女シャーリー。シャーリーがオフィーリア的なキャラクターとして作られているという考察はこちらの記事でしていますが、今回は彼女の死のシーンとミレイ作の絵画『オフィーリア』との共通点を考察していきたいと思います。

倒れている「誰か」を見つけ、しばし無言で見つめるルルーシュ。展開が急ぎ足であわただしかった13話の中で、倒れている人物がシャーリーと分かるまでまったくの無音、無言の間が比較的長くとってあり、衝撃と悲劇性をうまく出しているシーンだと思います。

Hakkenn_9 (誰か倒れている・・・誰だろう・・・?)
とても悲しく、とても衝撃的なシーンではありますが、この大きい空間が煙幕で白く霞み、幻想的な雰囲気を醸し出していてある種の美しさも感じさせます。


でもこのシーン、この構図、どこかで見たような気が・・・?コードギアス1期のテーマである『ハムレット』の一場面、オフィーリアが亡くなる悲劇的な場面を美しく描いた傑作絵画、『オフィーリア』に似ている!?

こちらがミレイ作の『オフィーリア』。『ハムレット』のオフィーリアを描いた絵画の中でまず第一に名前があがる有名な絵画です。

Ofi_3 ジョン・エヴァレット・ミレイ作『オフィーリア』

~そうして、オフィーリアはきれいな花環をつくり、その花の冠を、しだれた枝にかけようとして、よじのぼった折も折、意地悪く枝はぽきりと折れ、花環もろとも流れのうえに。すそがひろがり、まるで人魚のように川面をただよいながら、祈りの歌を口ずさんでいたという、死の迫るのも知らぬげに、水に生い水になずんだ生物さながら。ああ、それもつかの間、ふくらんだすそはたちまち水を吸い、美しい歌声をもぎとるように、あの憐れな牲えを、川底の泥のなかにひきずりこんでしまって。それきり、あとには何も。~ (ウィリアム・シェイクスピア著『ハムレット』 より引用)

不思議な運命によって宮廷に戻されたハムレットが目にしたものは、愛するオフィーリアの葬儀だった―

 父を殺され、恋するハムレットには遠ざけておくためにとはいえ冷たくあしらわれ、気が狂ってしまい花輪を作っている時小川に誤って落ちてしまったオフィーリア。しかし狂ってしまっている彼女はすぐそこに死が迫っていることに気づいているのかいないのか、そのまま穏やかに祈りの歌を口ずさみながら沈みゆく・・・。とても悲劇的で残酷でありながらも乙女の純真さと美しさを表現している絵画です。

気になったので比較してみます。

絵画『オフィーリア』からオフィーリアを切り抜き、大きさを揃えて並べてみました。シャーリーの体が少し見えにくいので色のコントラストを強調しています。

Ofi_kasanaru3

おお、やっぱり構図や倒れている角度が似ているぞ!(角度はそのままです。)

シャーリーとオフィーリアを重ねてみます。見えやすくするためにオフィーリアを少し透明にしてみました。

Ofi_kasanaru1 もう少し透明にしてみました。Ofi_kasanaru

かなり合致するーーーhappy02

これは、製作側が意図してあえてオフィーリアの構図に似せたんじゃないでしょうか?死がすぐそこに迫る中、祈りの歌を歌い続けたオフィーリア。同じく死が迫る中、ルルーシュへ永遠に変わらない愛を告げたシャーリー・・。綺麗になぞらえてきたんじゃないかと思います。
とはいえ真相は製作者にしか分かりませんが、とりあえずブログ主はそうじゃないかな、と思いましたhappy01

補足:シャーリーは水泳部だったり、1期12話のルルーシュとのキスシーンでは雨に濡れていたり、R2の12話の冒頭ではシャワーを浴びているシーンがあり、ギアスキャンセラーがかけられるシーンでも雨が降っていて、13話の死のシーンでは血の海に溺れるようなイメージ?ことごとく水に縁を持たせて描かれているように思えます。小川に沈んでいく『オフィーリア』をなぞって水のイメージを重ねていたのかもしれませんね・・。)  

 

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名前の由来

コードギアスに登場する人物の名前にはどんな由来があるのでしょうか?考察してみました!

ルルーシュ
主人公ハムレットの立場であるルルーシュ。名前の出所は「反逆」というタイトルの映画を撮った映画監督の名前、「クロード・ルルーシュ」より(製作者談)。

ナナリー
『ハムレット』の有名な台詞、「尼寺(ナナリー)へ行け!」より。ナナリーという言葉が尼寺のことらしいです。

ミレイ
『ハムレット』を題材にした絵画『オフィーリア』を描いた画家の名前。ミレイは物語の語り部的役割も担っているという製作者の言葉もあります。『オフィーリア』を描いたミレイが語り部的役割を担っているというのは納得がいきますね。学園でルルーシュ(ハムレット)とシャーリー(オフィーリア)のことを見てきただけに。

ユーフェミア(Euphemia)
兄を殺され、自身もギアスで狂わされ、亡くなってしまったユーフェミア。シャーリーと共にオフィーリア的な役割を担っています。画家ミレイの実在の恋人の名前です。 こちらがその「Euphemia」という女性です。

1793914

トマス・リッチモンド作「Euphemia(ユーフェミア)の肖像」
頭の両脇にクリームパンをつけたような髪型がユーフェミアの髪型と似ていますねhappy01。CLAMPがユーフェミアのキャラデザの参考にしてたりするんでしょうかね・・。

シャーリー
父を愛する恋人に殺されてしまい、自身も命を落としてしまう悲劇的なオフィーリアの立場であるシャーリー。ユーフェミア→エイミー→シャーリーと名前の案は変化したそうです。オフィーリア的立場のキャラクターはユーフェミアとシャーリーに分かれたんでしょう。
名前の出所は『赤毛のアン』の主人公、「アン・シャーリー」でしょうかね。ブログ主がそう思った理由は、『赤毛のアン』の中にシェイクスピアの作品から引用したフレーズがいくつも出てくるという事実と、最終的に赤毛のキャラデザになったことから名前をとったのかなと。その引用の中には『ハムレット』からの一節もあるそうです。★「赤毛のアンに隠されたシェイクスピア」(著・松本侑子)という本がありますので、興味のある方は見てみてください。

 

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『ハムレット』とコードギアス

コードギアスの1期のテーマがシェイクスピアの『ハムレット』ということは製作側も明らかにしていますし、割りと知られていると思います。1話でルルーシュが読んでいた本が『ハムレット』です。(ちなみに二期テーマはダンテの『神曲』といわれています。)

『ハムレット』とは?

~『ハムレット』(Hamlet)は、シェイクスピア作の悲劇。5幕で、1600年から02年のころに書かれたとされる。正式名称は、「デンマークの王子、ハムレットの悲劇」。4000行を超える、シェイクスピア作品中、最大規模の戯曲である。デンマーク王子ハムレットが、父を殺し母を奪い王位を簒奪した叔父を討ち復讐を果たす。シェイクスピアの四大悲劇の一つ。コールリッジによる「悩める知識人」像が一般的だが、近年では「行動人」という解釈も有力。
ハムレットの話は、同時代にトマス・キッドが『スペインの悲劇』という似た話を書いており、少なからずその影響を受けたといわれている。また、この話は北欧伝説が下敷きになっており~(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

詳しくはWikipediaの『ハムレット』の項みてください。簡単なあらすじも載っています。

さて、これだけでも興味深いことがいくつもありますね。


まず、簡単にいうと「父を殺された主人公である王子ハムレットが果たす復讐と巻き起こる悲劇」という話ですが、母を殺され復讐に燃える皇子ルルーシュはハムレットそのものと言えますね。

そして、~「悩める知識人」像が一般的だが、近年では「行動人」という解釈も有力。~というのもおもしろいですね。製作側のコメントによると、ルルーシュは何かあっても立ち止まらず前に進む人間。確かに各所で立ち直りが早すぎるといわれる程なにがあっても前に進んでます。1期でもR2でも、耐え難い自体が起きてもルルーシュは落ち込んだまま立ち止まっているのではなく必ず何かしら行動を起こしていますね。コードギアスというのは『ハムレット』の近年の解釈を採用したものなんですねw。

また、この話は北欧伝説が下敷きになっており
北欧伝説=北欧神話ですかね。コードギアスには北欧神話からとったと思われる名称のものがいくつか出てきます(ラグナレク・フレイヤ・ヴァルキリエ隊・他など)が、『ハムレット』自体が北欧神話を元にしたという説もあったとは、おもしろいですね。

wikiの北欧神話の項からいろいろたどっていくとキャラ設定などいくつでも共通点などが見つかっておもしろいので興味のある方は見てみるといいと思います。

 

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